
経営者・HR・マネージャー、その他立場を越えて協力関係を築きたい個人の方を対象にした「立場を越えて協力関係を築くためのインサイトインサイトマネジメント」を開催しました。
今回は診断編でした。
立場を越えて協力関係を築くためには、何よりもオープンすることが重要です。
「そんなことはわかっているよ」と思っていらっしゃる方にご質問ですが、あなたは本当に協力関係を築きたい相手にオープンできていますか?
実はオープンという服を着ているだけで、本当に開かなければいけない部分を出していないということがあります。
それを診断するのが、今回の「診断編」でした。
オープンとは何か?
弊社では、オープンとは「興味の範囲」と定義しています。
逆を言えばクローズとは「◯◯以外は興味がない状態」のことです。
例えば部下が「論理はわかるんですが納得しません。言い方が気になります」と言ったとしましょう。
(論理が分かるなら、間違っていないんだから、つべこべ言わず行動しろよ)心の中でこのように思っていませんか?
または「行動すれば分かることもあるから、まずはやってごらんよ」という風に、自身の論理以外に興味を示していない発言をしていませんか?
思ったことを発言することがオープンだと勘違いする方が多いですが、全くそうではありません。
興味の範囲を広げる、つまり相手の意見や考え方に耳を傾けるのがオープンなのです。
互いがオープンになるために
先程の例では上司がオープンしていない、という指摘をしましたが、同様に部下も上司のアドバイスにオープンになれていません。
つまり、立場を越えて協力関係を築けない問題は、どちらの原因でもあるのです。
互いにオープンになるためには、互いの関係性の質を測定した上で、オープン(興味を開く)部分を発見することです。
それを通すことにより、相手は同じ言葉を発言しているにも関わらず、聞こえ方が変わってきます。
クローズ部分を共有すること
立場を越えて関係性を深めるというのは、営業成績を出すなどの目に見える領域とは評価軸が異なるため、一線を画します。
また、関係性と名前がついているくらいですから、必ず2人以上が原因を作り出しています。
そのため、相互が共に変わらないと、これは変化が難しい領域です。
そのための第一ステップがオープンポイントの発見、言い換えればクローズ部分を共有することです。
詳しく聞きたい方は、セミナーにお越しください。
次回は処方編です。何回目に来ていただいても分かるように、全体像も踏まえて処方編を行うのでご安心ください。