新型コロナウィルスによって世界の様相がガラリと変わりましたね。
その1つが「外出自粛による自宅での時間が長くなったこと」です。
夫婦・家族の時間も当然長くなりましたよね。
距離感が近くなると本音がみえてくる
家で多くの時間を過ごすため、DV等の悲しい事件が多くなっている情報を目にします。
一方で、これをきっかけに家族・夫婦仲が深まったケースも目にします。これは一体どういうことでしょうか?
理由は単純で、距離感が近くなったからです。
例えば磁石のN同士だったら、ちょうどいい距離感なら特にお互いに反応しません。しかし、くっつけようとすれば、たちまち離れようとします。
ですが、Stay Homeの今、強制的にくっつかなければなりませんから、今までとは別の動きをしてしまうという仕組みです。
逆に磁石のNとSなら、くっつこうとすればするほど、どんどん惹かれ合い近づき、離れないくらい強固になっていきます。
お互いの関係性が、NとSのような関係性だったのか、N同士のような関係性だったのかが、距離感が近くなると目に見えて分かってくるのです。
「気まずさ」のメカニズム
強制的に、今までより多くの時間・空間を妻と共に過ごすことになった。
この事実によって、今までの距離感で過ごせていた関係性が、そうはいかなくなり我慢をしたものの「気まずさ」が発生します。
では、そもそも「気まずさ」ってなんでしょう?
シンプルに言えばお互いに言えてない領域に踏み込みそうな状況です。
特に夫婦間で出てくる「気まずさ」は、お金の使い道を勝手に決めている部分が大きく影響しています。
勝手に自分で決めているお金の使い道は、自身の欲求の出し先でもあります。趣味や友人との付き合い等で使っているでしょう。
もちろん、それが妻には言えない事に使っていることもあるかもしれません。
更に、使い道が外出先で使うものであれば、あなたも普段ならお金を使ってストレスを発散しているのに、それができません。
するとモヤモヤしたものが家に溜まります。ただ、それを家族に吐き出すことができません。
きっと「こんな事に使っていたの!?」と、怒るだろうな・・でもやめられないんだよなー。みたいなモヤモヤです。
こんな感じで「◯◯したいんだけど、できない〜」というような考えがお互いに頭の中でモヤモヤしていて、互いに言えないので、気まずくなっていきます。
「気まずさ」を解消するには
極論は「モヤモヤをすべて吐き出す」ことなのですが、あまりにもハードルが高いと思います(笑)
ただ、今までのコミュニケーションの範囲だとルーティーンになっていてマンネリが生じているのも事実です。
だからこそ、今まで言えなかったけど、これは言ってもなんとか大丈夫かな?という境界線ギリギリのところを、攻めてみるのも一つの手です。
「言うは一時の恥、言わぬは一生の恥」といいますからね。
ただ、境界線の見極めが大変難しく、言う内容によっては、炎上する可能性もあります。。
夫婦二組でやっている私達の話で言えば、「本当にこれを嫁に言って大丈夫なのか?」という事に関しては、先に相談をしていました。
そこで見極めをしてから、公平なジャッジをするために、相手夫婦が入って、いざ伝える・・というようにしていました。
あなたにはそれが難しいかもしれませんが、信頼していて、かつ、あなたと奥さんのことを知っている夫婦がいる方は、その方に相談してみると良いでしょう。
意外な答えが帰ってくるかもしれません。
夫婦のことは夫婦だけで解決できない
我々の結論は、これです。
夫婦のことは夫婦だけで解決することはできません。
なぜならば、長年の蓄積(怨念?笑)があるから「どうせあなたは◯◯なんでしょ?」という、当たり前がお互いに取れないからです。
最終的には2人で乗り越えていく課題なのですが、それを解決するにあたって夫婦の外側(=友人夫婦など)を取り入れる事でまったく違うアプローチが見えてきますよ。
ぜひ、このコトを肝に銘じて、気まずさを解消してもらえたらうれしいです!