分かってくれないと思うのには、理由があった
登場人物
にしかつ:RelationShift㈱の代表取締役社長。個人事業主のときからネットで集客をし、対面セッションをのべ1,000人以上しています。ひらがな表記の時は残念なポンコツ社長。
ヨシケン:RelationShift㈱の代表取締役。15年も営業畑でMVPやら何やら結果を出し続けてきたサバイバー。カタカナ表記の時はイケてるロジカルマン。
あらすじ
にしかつ社長は、今まで一生懸命、人に理解される文章を書こうと記事を書き読んでくれて興味をもってくれる方に、セッションをしてきましたが、なぜか最後には自分の伝えたいことを理解されずに苦しんでいました。
そういえば、チームをもった時もそうでした。伝えたい事を伝えてはいるのですが、相手には結局自己流で解釈されて、理解されずに“結局分かってくれない”と怒ったり悲しんだりしていました。
もう4年目。いい加減、このループから抜けたいなと思っていながらも、日々日々、記事を書いておりました。。今日もカキカキ、そしてヨシケンにチェックをしてもらいます。
にしかつ「よしけん、ちょっと記事書いたんだけど、見てもらってもいい?」
ヨシケン「うん、いーよー。・・あー、ここらへんはちょっと分かりづらいから、こうした方が良いんじゃない?」
にしかつ「うーん(そういうこと聞きたいわけじゃないのに)」
ヨシケン「だから、ここらへんをこう直しておこう!どう?」
にしかつ「・・はーあ。もう、ヨシケンには見せたくなくなりましたー。もういいです。この記事消しまーす。( ゚д゚ )彡デリート」
ヨシケン「えええ?何?なんなん?ちょっと見てみてっていうから、より伝わるようにしているのに!」
にしかつ「こんなに頑張ったのに、どうしてヨシケンは分かってくれないかなー。ヨシケンはどうせ分かってくれないんでしょ?いいじゃん、自分で書けばいいじゃん。分かってくれないんでしょ?」
ヨシケン「ええ?めんどくさいやつだなぁΣ(・∀・;)てかにしかつは、いつになったら分かってもらえたって思うの?俺が“にしかつの事わかってるよ”って言ったらそうなるの?」
にしかつ「そんなこと、口先だけで言ってもヨシケンは絶対に分かってないんだろ!」
ヨシケン「そういうことを言いたいんじゃないわ(笑)ちょっと頭冷やそうか。」
分かってもらえないことに居心地のよさを感じる
ヨシケン「そもそも、にしかつはどうしてそんなに分かって欲しいの?」
にしかつ「別に分かって欲しいなんて言ってないし!ほーらまた分かってくれないじゃん( ゚д゚ )彡」
ヨシケン「(ほんっとめんどくせーな)じゃあ分かってくれないで欲しいんだ?」
にしかつ「そんなこと言ってないのに、なんでそういう風に決めつけるわけ!もうヨシケン嫌いだわ( ゚д゚ )彡どうせ俺のことなんてわからないんでしょ」
ヨシケン「うん、全然わからない\(^o^)/」
にしかつ「なんでよ!ちょっとはわかろうとしろし!やっぱり分からないじゃん!何なんだよオマエ!ヽ(`Д´)ノプンプン」
ヨシケン「いやいや、めっちゃにしかつのコト分かるよ〜\(^o^)/」
にしかつ「嘘だ。絶対に嘘だ。ヨシケンは俺のことなんて絶対に分かってくれないんだ(# ゚Д゚)」
ヨシケン「うん、今のくだりで確信したけど、俺の反応は、にしかつの関係性のつくり方に全く影響ないね」
にしかつ「そんなことないし!ヨシケンが俺が書いた記事を適当に見て、勝手に自己流で修正を加えたのがことの発端じゃんか!」
ヨシケン「じゃあ、俺は記事を適当に見てないし、自己流かもしれないけれど、より良い記事にしようと修正を加えたことは理解してくれる?」
にしかつ「理解はするけど、ヨシケンは俺の事を分かってくれなかった!謝れ!オマエが悪い!」
ヨシケン「それ、理解してないじゃん。。自分の判断基準が絶対・完全・真実だと思いこんでいるヤツだから、理解じゃなくて自己流解釈しているだけだよ(゚A゚;)ちょっと質問だけど、にしかつのことを、例えば俺が全面的に分かっちゃったらどうなっちゃうの?」
にしかつ「そんなことはない!ヨシケンは俺をわかるはずがな・・( ゚д゚ )」
ヨシケン「・・と言いたくなる気持ちも分かるけど、ちゃんと質問に答えてもらっていい?俺がにしかつのことを全面的に分かっちゃったらどうなっちゃうの?」
にしかつ「うー。。。なんか、めちゃめちゃ困る。自分のいる意味がなくなる感覚。全部わかっちゃうなら、俺やる意味ないじゃん的な。。」
ヨシケン「うわ、そうなのか!逆に、全面的に分かってくれなかったらどうなっちゃうの?」
にしかつ「絶対にわからしてやろうと上から押し付けたくなるΣ(゚Д゚)ある意味、イキイキするね!」
ヨシケン「ちょっとにしかつ!それって、自分の事を絶対に分かってもらえない存在にさせないと、永遠に生きていけないじゃん!」
にしかつ「はへ?(?_?)」
人間関係の築き方が、常に中途半端
ヨシケン「だってにしかつ、全面的に分かってもらったら、自分のいる意味がなくなるイメージが来て嫌なんだよね?」
にしかつ「そう。かなりきつい(´;ω;`)」
ヨシケン「更に、全面的に分かってもらえないことは、真っ向から分からせてやろうとするイメージが来て相手を説得に入るんでしょ?」
にしかつ「うん、こらしめてやりたい気分になる(# ゚Д゚)」
ヨシケン「だからにしかつはさ、分かってもらえない大前提で、分かってもらおうと一生懸命頑張るんだけど、結局“わかってもらえないことで、人間関係を築いたと思ってる”んだよ」
にしかつ「え?もうちょっと詳しく」
ヨシケン「例えば、経営者にしかつが、メンバーに伝えても伝えても、教育しても何しても結局伝わらないじゃん!って、イライラしていたことあったじゃん?」
にしかつ「思い出すだけでもイライラしちゃうね笑」
ヨシケン「そうそう。ということは、そもそもにしかつは、そんな人間関係の築き方をしてしまっているとも言えるでしょ?」
にしかつ「痛いとこ突きますけど!そうですよ」
ヨシケン「それらは、“わかってもらえないことで、人間関係を築いたと思ってる”んだよ」
にしかつ「ちょっと無理。それ受け入れがたい事実だと背後に何かが近づいている感が無理。ビールとポテチに逃げたい」
ヨシケン「はい、だめー。もう一度言うよ?にしかつは永遠に“自分はわかってもらえない人間だ”と思っていないと、人間関係が築けないと無意識深くに思い込んでいるよ。」
にしかつ「ちょっと待って。放心状態( ゚д゚ )続けて・・」
ヨシケン「だからね、にしかつは、永遠に“自分はわかってもらえない人間だ”という自分を確認するために人間関係を築いて、“ほらね。やっぱり自分はわかってもらえないんだよ”って結末を迎えるしかないの」
にしかつ「うーわ。てことは、みんな最後は離れていくって構図じゃん」
ヨシケン「その通りだね。いつまで経っても“結局自分はわかってもらえない人間だ”を確認したくてたまらない人間関係を築くことになるよ」
にしかつ「てかヨシケン、この状態って、俺、誰ともコミュニケーションとれてないじゃん。自分で勝手に決めつけて勝手に人間関係築いているだけじゃん」
ヨシケン「そう。ひとり相撲して自爆しているだけだよ!笑。だから中途半端な人間関係しか築けないんだよ。結局わかってもらえないことを確認するのが嫌だから、当然、中途半端な築き方をするよね(・∀・)ニヤニヤ」
にしかつ「うわー。分かってもらえるのと分かってもらえないので中途半端に行き来しているだけで、しかも俺が勝手に相手を決めつけて、勝手に人間関係築いているっていう・・・何か自分に唖然だわ( ゚д゚ )」
自覚→共通の仕組みの理解へ
にしかつ「え、でもおれ、人生かけて、これしかしていないんですが。受験のときだって周りから分かってもらうために頑張ったし、社会人になっても、取引先や職場の人たちに分かってもらうために命を捧げていましたけど!」
ヨシケン「でも、にしかつは分かってもらえないためにコミュニケーションを取っていることに、今気付いてしまいましたと。どうする?」
にしかつ「正直、怖いね((((;゚Д゚))))ここから違う自分になるって、今までにまったくない自分のイメージだもん。怖いよ」
ヨシケン「うん、正常な反応だと思うよ。でも、その先があったらどうしたい?」
にしかつ「それは知りたい。でも、どうやって?」
ヨシケン「勇気あるね!詳しくはメルマガで!」
にしかつ「なんとここで、セールスでしたか( ゚д゚ )ちょっとくらいヒントちょうだいよ・・」
ヨシケン「そもそも、分かってもらえるのと、分かってもらえないのはイコールだということ。そして、その分かってもらえるのと、分かってもらえないのは、実はどちらも分かってもらえないという事だね」
にしかつ「分かってもらえる=分かってもらえない・・!それは何となく分かるけど、それが何でどちらも分かってもらえないんだ?」
ヨシケン「にしかつだけじゃなくて、人間誰もが、そういう仕組・構造になっているからだよ。今日はこの辺にしておきましょうか」
にしかつ「とにかく、自分がわかってもらえない事を証明するために、人間関係を築いていたことには本当に衝撃だったよ( ゚д゚ )」
ヨシケン「もちろん、そのイメージを変化することができるから、これを言っているんだからね!」
にしかつ「そんな事言って結局ヨシケンは俺のことを分かってくれ・・( ゚д゚ )」
ヨシケン「分かってくれない症候群は、モ ウ イ イ ゼ(・∀・)」
関係性がないと、あなたの生活は成り立たないから
いかがでしたか?あなたも“分かってもらえない”と感じてしまうリーダー・社長だったらば、共感をして、また痛いところを突かれたと思ったかもしれません。
しかし、関係性がないとボールペン1本も作れないように、あなたの会社も、地域も、世の中も人間関係で成り立っています。
真剣に向き合わなければならない状況のあなただからこそ、この価値を知ってくだされば嬉しいです。