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子供と親の育て合い③~Most Likely to Succeed から観る教育~

約 7 分
子供と親の育て合い③~Most Likely to Succeed から観る教育~

「Most Likely to Succeed」とは

こんにちは、リカです。

先日、白馬村で白馬インターナショナルスクール主催の「Most Likely to Succeed」というドキュメンタリー映画の上映会に参加してきました。
今回は、この映画の紹介と感想を書いていきます。

どんなテーマの映画かと言いますと
「人工知能やロボットが生活に浸透していく21世紀の子ども達にとって必要な教育とはどのようなものか?」
について描かれていて、米国の教育の歴史背景、そこから現代の教育の現状と新しい試みを行っている学校を追っています。

米国の教育カリキュラムは、戦争でロシアに負けたドイツが強い軍隊を組織するために全ての少年に始めた年齢別、科目別の教育を参考に1892年に制定された。当時米国は工業化を目指して、農民を均一した労働者に教育する必要があったのだ。教育システムの変更はそれ以来されていない。20世紀を通じてGDPが伸びれば、国民所得も伸びる時代が続き、読み書き計算が出来れば平均的な暮らしが出来た。しかし、1990年代後半からの急速な技術の進歩により中産階級に富をもたらした多くの仕事が奪われている。大学を卒業したら安定した職に就けるという時代は終わった。

かつて教育は賢人たちが議論を交わすものだったが、軍や工場のためにすべての子供たちに教育を施すようになると沢山の知識を持っていることが良しとされた。試験至上主義の中、子供たちは過度の時間を事実の記憶に費やし、貪欲に学ぶことへの意欲が失われていった。また、試験のためだけに記憶されその後使われることがない知識の9割は数か月で記憶から消えてしまうという実験結果も出ている。

情報化社会では国家や企業は知識を沢山持っている人ではなく、論理的思考力やコミュニケーション能力といったソフトスキルを持っている人材を求めている。それらの能力をどうやって身につけさせ評価したらよいのだろうか。

2000年にカリフォルニア州サンディエゴに開校したHigh Tech Highでは何をどれぐらいどう教えるかは教師の裁量に任されている。1年契約であるにも関わらず知的自由を求めて熱意ある教師が応募してくる。HTHでは教科書や試験、成績表がない。生徒たちはクラス単位でプロジェクト学習に取り組み、学期末に一般公開される展示会のための作品制作での失敗や成功を通じて人間的にも成長をしていく。

全米各地で古い教育制度から離れた大胆な試みが行われ始めているが、こうした新しい教育に関する長期的な研究結果はまだ出ていない。既存の教育制度を続けるも、新しい教育を選ぶのも賭けではあるが、我々は21世紀に相応しい新しい教育を検討すべき時期に差し掛かっているのではないだろうか。

by Marie Yoshikawa
(Future Edu Tokyo より引用)

この映画の根底に流れているもの

AIが今後10年間で発達し、現在の半分以上の職業は消えるといわれています。
俗にいう、AIに仕事を奪われるという話です。
単純労働はAIのほうが正確で安全になってくるでしょうし、愚痴も言わず人件費も安くなれば経営者はAIロボットの方を使いだすのは必然です。
なので、今の子供たちはAIができない人間ができる職業になることが生き抜いていくためのすべになるのは容易に予測できることです。
でも、現在の学校教育は百数十年前に出来上がった単純労働者を増やす仕組みそのままなのです。
だから、イノベーションが生まれない。じゃあ、イノベーションを生まれやすそうな環境を作ってみよう。
そうすれば、今後色々な人材が育っていくだろうと。

しかし、この映画で私が気になったことは

  • AIは人間から仕事を奪うもの
  • 成功=子供の幸せ
  • 親の思い込みに気付けない

という事でした。

AIは人間から仕事を奪うもの?

では、なぜ人間を追い詰めてしまうようなものを人間自身が作り出してしまっているのでしょうか?
便利にしたいから。
新しいものを作り出したいからなのでしょう。

産業革命時期前と後でも仕事が変化したように、明治維新前後で侍という職業が無くなってしまったのと同じようなことが今起ころうとしているのだなと思います。
しかし、その時代にその時流の波を上手く乗りこなした人もいます。
それは、新しい価値観・新しい規定をいち早く作り出し取り入れた人間です。

本当に、AIは仕事を奪うものなのでしょうか?
AIによって仕事が広がる人もいるはずです。
私たちはどちらにいたいでしょうか?
そして、子供たちにはどちらを見据えてほしいでしょうか?

成功=子供の幸せ

子供の幸せを願わない親はいないでしょう。
今回の映画鑑賞後のディスカッションでも、子供の幸せというキーワードがたくさん出ていました。
映画でも、子供たちに成功して幸せになってもらいたいという親の思いが見えました。

では、成功って何なのでしょうか?

  • いい会社に入ってお金を稼ぐこと
  • 起業してお金持ちになること
  • 幸せなパートナーに恵まれること
  • 地位や名誉を持てること

など、人それぞれ定義はあると思います。
でも、成功=幸せなのでしょうか?
いい学校を出てお金を稼げても、離婚を繰り返す人もいます。
親との関係性、夫婦の関係性、周囲との関係性が悪い人もいます。
逆にいい大学、いい高校を出ていなくて大金持ちではなくても関係性が豊かで幸せな人もいます。

私が言っていることは極論であるという方もいるかもしれません。

しかし、こんな研究結果があります。

ハーバード大学のロバート・ウォールディンガー氏は、75年に渡る研究の結果として
「幸せ・健康=良好な人間関係」だったと定義しています。

それと同時に人間は
「手っ取り早く結果を手に入れられるものに、流されやすい」
とも言っています。

人間関係は大変。人間関係は時間がかかる。
だから、地位や名誉、お金などの目に見えるモノに走ります。

成功=地位・名誉・お金だとしたら、成功≠幸せではないでしょうか。

親は思い込みに気付けない

じゃあ、この時代の流れに対応した環境を整えれば子供の将来は変わるのでしょうか。
親の正しさがある限り、子供がこれをやりたいといったときにすべて受け入れることはできません。
自分達がこれが成功するはずないというものを子供がやりたがったらどうしますか?
親の経験からはありえないことだったら・・・
でも、可能性にかけてやってみなさいと言えますか?

成功が子供の望む幸せではなかったら、それは幸せとは言えないのではないでしょうか。

今回の映画でも、親のほうが学校の教育に対して不安に思っていて子供たちがやりたいことに夢中になる状況に逆に不安になっている場面もありました。
何せ、テストがない学校なので。

本当は、子供の範囲を狭めているのは親なのです。
でもそれに気付いていない。

なぜって、自分たちの正しさがあるから。

その正しさに気づいていないからです。

今回の映画を見て思った事

環境のせい、政府が悪いなど色々な意見はあるかも知れませんが時代の流れが確実に早くなっています。
2年前には、AIの話題が日本ではほとんど出ていませんでした。
この映画は米国で3年前に作られたものです。
という事は、このことに対する問題意識は日本では遅れていることは否めないと思います。

私たち親は、子供たちが大人になったときに幸福に人生を生きてほしいと切に願います。
しかし、この時代の流れを親自身が知らなければ子供たちと問題意識を共有することもできません。
そして、本当の幸せとは何かをもう一度問い直す時期に来ているのではないかと思います。

私たちは、本当の幸せに対するアプローチを「良好な人間関係を作ること」とし夫婦二組で取り組んでいます。

それは、親の関係性の作り方が子供にとても影響を与える事がセッションを通じてよくわかってきたからです。

子供たちの教育を考える前に、考えるべきことがあります。それは、我々親の教育です。では、親の何を教育すればよいのでしょうか?

それは、関係性を通して大前提を変化させることです。

詳しくは、メール講座にて私たちのストーリーを交えながら、夫婦関係の変化から親子関係の変化までのプロセスを書いていますので、ぜひ読んでみてくださいね。

夫婦・家族という基本的な土台から、社会を変えていく船に一緒に乗り進んで行けたら幸いです。

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relationshift
「ガミガミ子育てから、ゆるゆる子育て」をする家庭を増やすために、このサイトを立ち上げました。

夫婦2組で創業し、名実ともに自分たちも「ゆるゆる子育て」を実践しています。

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