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面接で人を見抜く質問は、たった3つで問題ない

約 4 分
面接で人を見抜く質問は、たった3つで問題ない

面接のとき、何を聞いて人を見抜いていますか?

ニシカツです。先日、とあるIT会社の取締役と話していたときに、採用時に、どうやって人を見抜く目をもったらいいのか?という相談を受けました。

その時に私が伝えたことは、「たった3つの質問をすれば、その人の深さが見えてきますよ」ということ。その方も「本当に?」と驚いていましたが、確かにそうですね。と話をしました。

その話を、採用時にどのように人を見極め、見抜いていけばよいかを考えているあなたに向けて、共有します。

そもそも、何を見抜けばよいのか?

会社の経営は、山あり谷ありが当然で、いつでもうまく行くなんていうことは、よほどの事がない限り、有り得ません。危機を乗り越えてチャンスになり、今まで以上に大きくなっていきます。ですから、最も見抜きたいポイントは「危機のときの対応」です。

実はその時の対応が、その人の仕事ぶりのパターンだったりします。例えば、いつもは相手の期待に応えて成果を出している人でも、来月資金がショートするといった危機の時に、自分を優先して真っ先に離れるなんてことがあるかもしれません。

これは実は、自分の期待に応えて欲しいがために、相手の過剰な期待に応えていた、というケースです。こうした危機の際に出てくる本性を未然に発見するためにも、以下の質問をおすすめします。

小さい頃、最も関係性の危機を感じた経験はなんですか?

あなたが子供に戻ったとしてみてください。最も生命の恐怖を感じることは、実は親や集団からいなくなることです。親がいないと、まだ未熟である子供は親が生命線ですからね。

なので、関係性の危機は生命の危機であるかのように感じます。その具体的な経験は、人によっては両親の喧嘩や、小学生のときにいじめにあったことなどかもしれません。いずれにせよ、関係性の危機というのは、大小問わず誰にでもあります。

その時の経験が、自身の人間関係の方向性が決定されるシーンとして出ています。

その危機をどう回避しましたか?

危機の回避というのは、色々な方法があります。親の喧嘩を全力で止めて「やめてー!」とした子供もいますし、あまりにも怖くて自分の部屋に閉じこもり、嵐が過ぎ去るのを待つ子供もいるでしょう。

こうしたところからも、危機が訪れた時に、どのような行動を取るかの傾向がみられます。

危機が過ぎ去った後に、何を感じていましたか?

答えにくい質問ですが、最終的にショックな事件があった後に、どのように思考を整理しているのか?というポイントを聞きたいために、この質問を設けています。

「両親って◯◯なんだ」「自分は結局◯◯なんだ」という自己をどのように決定しているのか?それによって関係性をどのように決定づけているのかがわかります。

例えば、「結局離れてしまうんだ」という風に結論づけていれば、仕事での人間関係もそのようになっています。

うまく行っているときほど、それが反転してうまくいかなくなると、途端に「お前のここが問題だ」「今まで何もやっていなかったじゃないか!」と相手を否定する人がいます。しかし、これも「結局自分から離れてしまうんだ」という人間関係を築きたいがために、そのようにしているのです。

いかがでしたか?少々難しい質問ではありますが、うまく言い方を変えることで人を見抜くための質問として活用していただければ幸いです。

しかし、質問の答えを聞いても、その人の傾向や特徴と、自社の社員との関係性がどのようになるのか?がわかりませんし、鋭く見抜くまでは難しいですよね。

弊社では、そのような問題意識を持って、関係性のアセスメントシートを開発しています。ぜひ一度、活用して面接での見極め方をご提供できれば幸いです。

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「ガミガミ子育てから、ゆるゆる子育て」をする家庭を増やすために、このサイトを立ち上げました。

夫婦2組で創業し、名実ともに自分たちも「ゆるゆる子育て」を実践しています。

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