本当の強さとは、関係性によって育まれる
こんにちは、小学5年生から30年間漫画オタクのヨシケンです。
日本の漫画は世界に誇る文化です。私自身も30年間漫画を読まなかった日がないほど
漫画が大好きです。そして、漫画の中には日本人の大切にしている心が沢山隠れています。
だからこそ世界に広がるほどの文化に発展したんだと思います。
このシリーズでは、私の好きな漫画の名シーンを通して人間関係の本質へと案内していきたいと思います。
第1回の題材は、私にとっての不朽の名作「NARUTO」から。
簡単にNARUTOを紹介します。
NARUTOは忍同士が超常的な能力を駆使して派手な戦いを繰り広げるバトルアクション漫画で、
少年ジャンプでワンピースと2枚看板の人気を誇っていた漫画です。
アジア各地の民話や伝承、宗教のオマージュを巧みに取り組んだ世界観の中で、
主人公と仲間との友情、裏切りと復讐、師弟や家族の絆が中心として描かれ、
忍の世界とその起源・歴史を含めた重層的なストーリーです。
※もっと詳しく知りたい方はググってみてください。
本当の強さとはどこから来るのか?
今回取り上げるシーンは主人公のNARUTOと後に敵として戦う「白(ハク)」がまだ敵と知らず対面したときの会話シーンです。

白「人は、大切な何か(誰か)を守りたいと思った時に、本当に強くなれるものなんです」
忍の世界では、体術、忍術、幻術と言った超常的な能力を上げることで強くなれるという常識があります。
現代で例えれば、お金や地位、権力や肉体的な強さといったところでしょうか。
この台詞のあとに、白はナルトと戦いこの言葉を実践します。
白は自らの大切な仲間(再不斬)を命を捨てて守りました。
この時戦っていたカカシは、白よりも数段強く普通の状態では叶わない相手です。
しかし、大切な仲間を守るため白は「力」を発揮し、カカシを止めることに成功します。
その後、白が亡くなったことに対してNARUTOが再不斬に問い詰めた時。
再不斬は答えました。

その涙を見て、再不斬も身を挺して自分を守ってくれた白を、大切な何かとして想っていたことがわかります。
「人は、大切な何か(誰か)を守りたいと思った時に、本当に強くなれる」
そうです、2人は互いに互いを大切な存在と認識し、想い合い通じ合っていたんです。
NARUTOにとってこの2人との出会いと、この言葉は後に大きな影響を与え物語の核心にも繋がっていきます。
現代にも通じるこの言葉の本質とは?
二人の人間の間に生まれる力とは一体何なのでしょうか?
力とは物理学の概念ですが、実は物理学においていまだ解明されていません。
しかも、人間関係の中に生まれる力は何かあると言われていますが、まだ解明されていないのが現状です。
そうするとこの言葉は、漫画の中だけで通用するフィクションなのでしょうか?
その力について解明するのに1冊の本が非常に興味深い考察を与えてくれます。
その本のタイトルは「名著:POWERS OF TWO 2人で一人の天才」です。
その見開きには、こう書かれています。

「クリエイティブ・ペア」
「一人では何も出来ないが、二人ならなんでも出来る」 by POWERS OF TWO「人は、大切な何か(誰か)を守りたいと思った時に、本当に強くなれる」 by NARUTO
いかがでしょうか?何か繋がるものがある気がしませんか?
でも、ここで大切なのはただの二人ではなく、1+1が無限大に感じるペアをどう生み出すか?です。
ただのペアなら世の中にたくさんいるのに、クリエイティブペアは極少数です。
どうすればそんな人間関係が築けるのでしょうか?
そのカギは2つです。
一つは自分をどう認識し、相手をどう認識するのか?
もう一つは、それぞれがその認識を共有する決断です。
NARUTOのシーンでも、二人の自分自身の規定は究極に追いつめられた時にやっと出てきたものでした。
そこまで、二人はそれぞれに対して抱いている想いに気づけなかったんです。
では現代に生きる我々はどうやって、自分をどう規定しているのか?を気づけば良いのでしょうか?
そのあたりを事例を通してメール講座で紹介しています。
是非、登録してみてくださいね。
あなたは、自分の命をかけても守りたい大切な誰かと本気で向き合っていますか?