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職場の人間関係が良くならないのは〇〇の質が良くならないから

約 7 分
職場の人間関係が良くならないのは〇〇の質が良くならないから

関係性を良くする前に気づかなければならない、たった1つのこととは?

こんにちは。ヨシケンです。

ちょっと自己紹介

ヨシケン:RelationShift㈱の代表取締役。サラリーマンとし5社、保険の代理店営業と様々な企業組織を経験し、現在夫婦二組で会社を立ち上げました。もっぱら営業畑でお金大好き。

私も経営をする立場となり、従業員時代とは次元の違う様々な課題にぶつかっています。

代表的な課題として、集客できない、利益が出ない、差別化出来ない、イノベーションが起きない、情報漏えいetc

一つひとつの課題は関係性がないように感じますが、近年様々な研究によって全ての問題は人間関係の問題が原因であることがわかってきています。
※その裏付けとして、MITのダニエル・キム教授によって発表された「組織の成功循環モデル」で明確に説明されています。

シンプルに考えればそりゃそうですよね。だって組織って人間と人間の関係性によって出来てるんだから

こちらを見てもわかるとおりに、大切なのはまず関係性の質を高めることからスタートすること。

そこで、今の経営者がどんな形で関係性の質を高めることに取り組んでいるのか?を調べてみると大きく5種類に分類されました。

①ITを導入する

SFA、CRM、グループウェアなど様々な呼ばれ方をしていますが、その代表的なシステムとしてセールスフォースが挙げられます。

もともとSFAはその名の通りセールスをサポートするシステム。社員それぞれのバラバラで属人的な行動やナレッジをソフトウェアを
使うことで共有し、チームとして連携していくというものです。

その結果、ナレッジの共有により戦略を見直したり、社員同士の情報交換が活発になりコスト削減や商談成約率の増加の効果があるそうです。

②経営理念を浸透させる

最近ではない会社のほうが少ないと言われるようになった経営理念。経営理念と聞くと大層なものに思われるかもしれませんが、
シンプルに言えば、その会社の元となる判断基準のことです。考え・行動の出発となる判断ですね。存在意義とも言えます。

企業は様々なシーンで意思決定が求められます。組織が大きくなればなるほどその意思決定が多岐にわたるため、
中心の判断基準が無いと社員それぞれがバラバラな判断をしてしまい一貫性がなくなってしまいます。

その為、経営理念を浸透させることで社員の絆を強化したり、モチベーションを上げる効果があります。

③壮大なビジョンを打ち出す

経営理念が企業の存在意義だとしたら、「経営ビジョン」は、企業が目指す将来像を視覚化したイメージです。

経営理念や経営ビジョンは「経営戦略」の前提となり、経営理念や経営ビジョンを通じて経営スタンスを明確にすることが、
成長過程で組織の求心力を保つために役立ちます。

経営理念が哲学的な内容に対して、経営ビジョンはワクワクするような夢ある内容が良いと言われています。
経営者のビジョンと自分のビジョンをつなぐことで、組織の結束力が強まる効果があります。

④コミュニケーションを改善する

これは最も基本的な手法で、「質」を高めるアプローチと「量」を増やすアプローチがあります。
「質」を高めるアプローチとして最近注目されているのは「コーチング」ですね。

様々なビジネスシーンでここ数年でコーチングが導入されています。
コーチングとは、対話によって相手の目標達成をサポートする技術で相手の話をよく聴き(傾聴)、感じたことを伝えて承認し
質問することで自発的な行動を促す手法です。

コーチングをすることで、互いのコミュニケーションに循環が生まれ関係性が改善する効果があります。
心理学とコーチングをかけ合わせた手法なども出てきています。

また、「量」を増やすアプローチは、社内コミュニケーションの場を設けたり、飲み会やレクレーションなどが挙げられます。
合宿型研修なども行う企業が増えてきてるようです。
とにかくコミュニケーション量を増やすことでお互いの距離感を縮め、場を共有することで一体感を出す効果があります。

⑤人事評価制度を確立する

こちらは最近になって既存の人事評価制度を「教育」「やりがい」という観点を導入し見直す企業が増えてきています。
今までの、結果重視型の評価制度から、経過重視型に変えたり、理念と連動させたりすることでより公平で公正な
評価をする制度の導入が進められています。

公平な制度は社員のヤル気を向上させ、各階層の明確な目標を示すことで公正な評価を実現し社員同士のポジションも
納得性が増します。
最近ではグループウェアと連動した人事評価制度システムも登場しています。

問題点①(ITを導入する)

導入することで結果の質の改善は見えますが、結果が出たからと言って関係性の質が改善したとは言えません。
結局関係性の質に関しては、見えないままであくまで結果を見て関係性の質を測るからです。

関係性の質を直接測ることが出来なければ、条件状況が変化した時に気づかずに同じパターンで考え、行動し
結果が出ないということが起こり得ます。
そうなる原因は簡単で関係性の質がそもそも見えないからです。

問題点②(経営理念を浸透する)

経営理念は主に経営層が中心となって決めますが、経営者と社員のポジションの違いによって全く別の解釈
を生む原因になってしまいます。

また、経営理念と実態がかけ離れている企業が多く、「理念は素敵だけど、結局売上至上主義でしょ?」と
社員の目から見ると「努力目標」と判断され全く浸透しないと言った弊害もあります。
こちらも原因は同じで、それぞれのポジションと関係性が見えないからです。

問題点③(壮大なビジョンを打ち出す)

ビジョンも理念と同様に、ビジョン自体は視覚化されていますが解釈はバラバラです。
結果一つにまとまることは難しく、ポジションによってはビジョンより目先が大切でビジョンとかけ離れた
行動をする社員も出てきてしまいます。

こちらも原因は同じで、それぞれのポジションと関係性が見えないからです。

問題点④(コミュニケーションを改善する)

まずコーチングについては、様々な手法が出てきてはいますがどれもスキルやHowtoになっていて
こういう時はこうすると良いとか、こういう人にはこうしたら良いですよとかといった部分的解決方法になっています。
そのため一時的な解決は出来ますが、持続性がありません。

量を増やす様々なアプローチも、一時的な効果はありますが持続性がないのが問題ではないでしょうか。
こちらも原因は同じで、関係性の質が見えない状態で行っているからです。

問題点⑤(人事評価制度を確立する)

こちらも②③と同様にポジションによって解釈が異なります。
そのため全員にとって納得行く制度の確立は不可能です。

こちらも原因は同じで、それぞれのポジションと関係性が見えないからです。

全ての原因は「見えない」から

さてどうだったでしょうか?何度も繰り返しますが、人間関係の質を向上させようと様々頑張っている企業の
問題の原因は実はシンプルなんです。それは人間関係は「見えないから」です。

その為、職場の人間関係を良くするためには「関係性の質」を向上させることに注力するのではなく、
その見えない関係性を観えるようにする、つまりは認識できるようにする「認識の質」が重要になってきます。

ではそもそも「見えない」状態なのに、どうやって「観える」ようになるのか?
そして、そこに至る過程である様々な罠を事例を通してメール講座でお伝えしています。
是非登録して自分と照らし合わせてみてくださいね。

この記事があなたの職場の人間関係が、根本から改善するキッカケになれたら嬉しいですね。

About The Author

relationshift
「ガミガミ子育てから、ゆるゆる子育て」をする家庭を増やすために、このサイトを立ち上げました。

夫婦2組で創業し、名実ともに自分たちも「ゆるゆる子育て」を実践しています。

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